【間違った健康情報に注意】「筋膜はがし」や「体幹トレ」本当に必要ですか?
2025年08月10日
■ 流行っている=正しい、とは限らない
最近、ネットやテレビ、SNSで「筋膜はがし」や「インナーマッスルトレーニング(体幹トレ)」が注目されています。
なんとなく「やった方が良さそう」「良いことっぽい」と感じて、真似している人も多いのではないでしょうか?
でも、ちょっと待ってください。
流行っているからといって、それが身体にとって本当に“正しい”とは限りません。
【筋膜はがし】って、本当に「はがれる」の?
「筋膜リリース」や「筋膜はがし」という言葉をよく耳にします。
しかし、実際に筋膜が“はがれる”なんてことは構造上ありえません。
筋膜は、筋肉を包む薄い膜であり、皮膚・脂肪・筋肉の間にある連続した組織ネットワーク。
“はがれる”ような状態になれば、それは損傷やケガレベルです。
むしろ傷害罪として訴えてもいいと思います!
✅ 正しくは「癒着を緩める」「滑走性を良くする」というアプローチであって、“ベリベリはがす”ような話ではないのです。
【肩甲骨はがし】は、もっと危険な誤解
「肩甲骨はがし」なんて言葉もよく聞きますが、肩甲骨が“はがれる”=脱臼や損傷レベル。
軽く笑えるネーミングですが、実際には正しい評価と施術が必要な繊細な領域です。
肩甲骨周囲の筋肉が固まって動きが悪くなる → それを丁寧に整える施術が正しい。
「ゴリゴリ動かして肩甲骨を“はがす”」ような行為は、筋肉や靭帯にとって大きなストレスになってしまうこともあります。
【体幹トレーニング】を小学生にさせるのは逆効果
最近は「小学生のうちから体幹を鍛えよう!」という流れもあります。
でも…これは本質的に間違っています。
小学2年生にインナーマッスルを鍛えさせる意味は?
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インナーマッスル(深層筋)は繊細で意識しにくい筋肉です。
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正しく理解し、意識しながら使うには、神経系の発達や姿勢認識が必要です。
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小学生の身体では、その繊細な感覚を捉えることができません。
つまり、指導している側も、何となくの見よう見まねで教えているだけ。
それでは意味がないどころか、間違った動きの癖がついたり、腰や股関節を痛める原因にもなります。
■ 本当に必要なことは「遊びの中の動き」
子どもにとって本当に大事なのは、
「走る・跳ねる・転がる・登る・押す・引く」といった、遊びの中での自然な動きです。
こういった動作を通じて、無意識に身体の使い方やバランス感覚が育まれていくのです。
それを無理に大人と同じような体幹トレやジムでのメニューを押し付けるのは、本末転倒。
【まとめ】「流行り」に流されず、身体の声に耳を
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そもそも筋膜は剥がれません
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肩甲骨はがしは危険な誤解
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インナーマッスルトレーニングを小学生にやらせるのは早すぎる
これらは現場の人間からすると“あるあるの間違い”です。
でも、実際にはそれを信じてしまっている人が多いのも事実。
「なんか効いてる気がする…」
「みんなやってるし…」
そんな感覚で身体に負担をかけていませんか?
▼ 施術家よりひとこと
目先の流行りよりも、本当に身体が求めている動きやケアを大切にしましょう。
「当たり前」や「常識」だと思っていることが、実は身体にとって良くない…
そんなケースは少なくありません。
身体はひとつ。だからこそ、もっと丁寧に、もっと自然に向き合ってほしい。


