【骨折している場所をマッサージしますか?】慢性症状と“間違った対処”に警鐘を鳴らす|浜田山CAZU整骨院
2019年08月8日
◆まずは想像してみてください。腕を骨折していたら…
あなたが今、腕を骨折して固定している状態だと想像してください。
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動かすだけで激痛が走る
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安静にしているのがやっと
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手を使う動作をすると、痛みが全身に響く
このような状態で、「マッサージしよう」と思いますか?
当然、やりませんよね。
やるべきことはただひとつ――固定して、骨がくっつくのを待つことです。
◆では、慢性的な腰痛や肩こりは?
一方で――
慢性的な腰痛や肩こりがある人は、どうでしょうか?
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「肩こりつらいな…とりあえずモミモミ」
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「腰が痛い…とりあえずストレッチ」
実はこれ、多くの方が無意識にやってしまっている危険な習慣なんです。
◆慢性症状=“原因が見えていない”まま処置している可能性
骨折や肉離れ、捻挫など、明確な外傷には明確な対処法があります。
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RICE処置(Rest, Ice, Compression, Elevation)
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整形外科での画像診断+固定
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回復過程に応じたリハビリ計画
ですが――
慢性症状の多くは「原因が不明確」であるにもかかわらず、自己流で触ったり揉んだりしてしまっている。
これって、
骨折してるところをモミモミしているのと構造的には同じ。
非常に危険だと思いませんか?
◆原因が明確でないのに「とりあえずマッサージ」はNG
ここで一度立ち止まって考えてほしいのです。
「本当にその部分に原因があるんですか?」
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肩こりの原因が首ではなく骨盤にあることも
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腰痛の原因が内臓下垂や姿勢の崩れから来ていることも
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痛みの“感じる場所”と“本当の原因”が異なるのはよくあることです
◆症状の裏にある構造的原因を見極める必要性
巷では「とりあえず揉む」「とりあえずストレッチ」という手技が多くありますが、
本質的な原因の評価なしに行う処置は、むしろ身体への負担を蓄積させてしまいます。
我々施術者側も、つい「そこが痛いならそこにアプローチ」と思いがちですが、
そういった“その場しのぎの処置”では、本質的な改善には至りません。
◆「この痛み、どこから来てるの?」と聞いてみてください
信頼できる施術者は、こう答えてくれるはずです:
「検査結果と姿勢評価から、○○の歪みが原因です」
「触診の反応から、○○筋の機能不全が考えられます」
「この可動域制限と重力線のズレが負担になっています」
これができないなら、
原因ではなく“結果”にアプローチしている可能性が高いです。
◆慢性症状は“現代の病”。安易な処置では変わりません
現代人の多くは、慢性疲労症候群のような状態に近づいています。
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睡眠の質が悪い
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姿勢が常に崩れている
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呼吸が浅い
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内臓機能が低下している
そんな中で、安易なマッサージやストレッチだけに頼るのはリスクでしかありません。
◆本質的な改善には「正しい通院計画と構造評価」が必須です
浜田山CAZU整骨院では、
「症状ではなく構造」
「結果ではなく原因」
にアプローチする施術と計画を重視しています。
🔷 検査 → 構造的な評価(姿勢・関節・神経)
🔷 段階的な施術計画(集中・予防・健康維持)
🔷 ご自身でもできるセルフケア指導
◆まとめ|その痛み、揉んでいいのか一度考えてください
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骨折している場所を揉みませんよね?
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同じように、慢性症状も原因を知る前に揉んではいけません
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本当の改善には、構造と機能の両面からのアプローチが不可欠です
体と真剣に向き合い、正しい通院と正しい選択をしてください。
それが、あなたの未来の健康を守る第一歩です。

