その痛み、実は「子どものころの尻もち」が原因かもしれません
2020年01月31日
その痛み、実は「子どものころの尻もち」が原因かもしれません
「まさか、子どものころのケガが今の腰痛や肩こりの原因だったなんて…」
そう思われる方が多いかもしれません。しかし実際、幼少期の何気ない尻もちが、数十年後の身体に思わぬ影響を及ぼしているケースが少なくありません。
幼いころの「尻もち」が骨盤に与えるインパクト
多くの人が記憶にもないほどの小さなころ、転倒や運動中にお尻をドンと地面に打ちつけた経験があると思います。この「尻もち」は、見た目には大したことがないようでも、体の構造的には大きな衝撃を与えています。
中でも重要なのが、「仙腸関節」と呼ばれる骨盤の関節です。
この仙腸関節は、上半身の重さを支える土台であり、背骨と下半身をつなぐ重要なハブのような存在。
ここに歪み(ズレやひずみ)が生じると、次のような慢性的な症状を引き起こす可能性があります:
- 慢性腰痛(立ちっぱなし・座りっぱなしで痛む)
- 頭痛や頚部痛(ストレートネック)
- 肩こり(背骨の湾曲異常による)
- 姿勢不良や猫背、骨盤の前傾・後傾
- 自律神経の乱れ(不眠・疲労感)
これらは「いきなり現れる」のではなく、幼少期の歪みを持ったまま成長し、数年〜数十年かけて蓄積した結果として表面化します。

仙腸関節は骨盤と背骨の要。尻もちや骨盤のゆがみがここに負担をかけ、腰痛・肩こりの原因になることもあります。
成長期(ゴールデンエイジ)に背骨が歪んだまま育つと…
子どもの身体は柔軟で、ある意味「我慢強い」状態です。多少歪んでいても、そのまま順応して日常生活を送れてしまいます。
しかしその代償として、「正しい可動性を獲得できないまま」大人になることも珍しくありません。
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成長期に背骨の回旋運動や仙腸関節の滑りが正常に起こっていない
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骨盤の歪みをかばうように股関節や背中の筋肉が緊張してしまう
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呼吸や内臓機能にもわずかながら影響を与える(酸素の巡りが悪くなる)
といった形で、身体全体の協調性やパフォーマンス、そして痛みのリスクが高まっていくのです。
あなたの「今の痛み」は、何年前から始まっていたか?
多くの方が、腰痛や首の痛み、肩こりを「最近の姿勢の悪さ」や「加齢」だけが原因だと思い込んでいます。しかし、実際には、
- 骨盤の歪みが長年にわたり蓄積されてきた結果
- 若い頃の癖やケガが今も影響している状態
が背景にあります。
とくに、尻もちによる仙腸関節の歪みは、画像診断や病院の検査では見逃されやすいため、気づかずに放置されてしまうことが多いのです。
今こそ、過去の歪みと向き合うタイミングです
身体は、今この瞬間から変わることができます。
大人になってからでも、骨盤の動き・関節の連動性・神経の流れを正常化することで、痛みや不調は改善していきます。
もしあなたが、
- マッサージをしてもすぐに戻ってしまう
- 姿勢を正しても疲れて維持できない
- 朝起きた時から腰が重い
- 長年の肩こりや首のコリが慢性化している
といった悩みを抱えているなら、一度「仙腸関節の歪み」を評価・検査してみることをおすすめします。

