産後骨盤ベルトの巻き方

2017年03月19日

先日の産後の骨盤矯正セミナーにて

一つのお話の中で「とこちゃんベルト」についてお話がありました。

面白いお話だったのでシェアしたいと思います。

産後ママの方にも経験された方がたくさんいらっしゃいますよね。

このベルトの使用目的として”骨盤を締めて元に戻す”ことが挙げられます。

仙腸関節のサポート(ゆるんだ骨盤の後ろ側 ( お尻 ) を支え、腰を安定させる)ベルトです。


中央にある▼の形をしている骨が仙骨です。

左右にある骨を寛骨と言います。

この仙骨と寛骨で構成している関節を仙腸関節と呼ぶのですが、とこちゃんベルトはこの部分を締めようと考えているようです。

この”仙腸関節の戻り”がどれだけ早いかによってお身体の状態も大きく変化します。

ただ仙腸関節だけが骨盤にある関節ではありません。

恥骨結合も関節にあたります。

出産時に恥骨結合離開というケースになりますと歩くこともできない状態になることもあります。

とこちゃんベルトは確かに仙腸関節をベルトの作用で安定させる考えは分かりやすいのですが、恥骨結合についてのアプローチが”若干ですが物足りないかもしれない”っていうお話です。


母体内の胎児は、こんなイメージで骨盤内に収まっています。

胎児の頭の部分が仙骨・尾骨、恥骨結合の位置にあります。

出産時には胎児が捻じれながら骨盤内を通ってくるのですが、この際に尾骨と恥骨結合に物凄い力が加わります!

その際に尾骨骨折を起こしてしまう人、恥骨結合離開を起こしてしまう人もいらっしゃいます。

尾骨骨折は赤ちゃんの頭突きによって、恥骨結合離開はホルモンの関係など色々と学説もありますが骨盤のゆがみから、太ももなどに過度な力が加わりすぎた時などに起こしているとも言われています。

この恥骨結合も仙腸関節同様にベルトで戻してあげることがポイントです。

特に下半身太り予防のためにも恥骨結合は戻しましょう!

目安にすると良いのが股関節の○○の部分です。

気になる方がいらっしゃったらお気軽にご相談くださいね。

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