リンパについて 浜田山駅から徒歩2分 浜田山CAZU整骨院
2017年01月10日
リンパとは?
リンパ系はリンパ管とリンパ節で構成されています。
その中をリンパ液が流れているという仕組みです。
リンパ節とは、流れてくるリンパ液の流れの中から不要になった老廃物、異物や細菌などをチェックして、そういった侵入者を排除する免疫システムの主役の一つでもあります。
簡単に言うと、下水道の様な役目をする液体のことです。
*上水道を心臓から出てくる血液と考えた場合です。
リンパ節の大きさは1mm~25mm前後と大小あります。
リンパ節は首、鼠径部、内臓の周辺などに多く点在しており、特に免疫システムによって守らなければいけない組織の近くにあると考えてください。
リンパ系とは老廃物などを心臓に戻すための戻す専用の通路(静脈に絡みつくような形で全身に分布している)でもあります。
疾患などで手術をされた後には後遺症としてリンパ浮腫といってリンパの流れが停滞することで、生涯にわたり腕や脚がむくむことがあります。
リンパ浮腫以外にも病的なリンパ浮腫の腫れがあります。
リンパの源流
リンパ液の源流は手足など末梢の組織の細胞間を満たす液体です。
その液体の事を、組織液(間質液)と呼びます。
間質液は、毛細血管内かあら染み出した体液で、大半は静脈(血管)に回収されますが、一部がリンパ管に回収される仕組みとなっています。
リンパ管は手足などの末梢部分から、中心部に向かうにつれて合流して太くなり、下半身と左半身からのリンパの流れとしては、左鎖骨下静脈部分(首の付け根部分)にある静脈角という部分で静脈に合流します。
右上半身から集まったリンパ管は、右鎖骨下静脈の静脈角に入ります。
血液とリンパの違い
血液は心臓をポンプとし全身に流れていますが、リンパは筋肉の動きに付随することによって自発的に流れています。
運動不足になると、どうしてもリンパの流れが滞りがちになります。
マッサージやストレッチも効果的です。
普段から意識して使っていない筋肉ほど、サボってしまってリンパの流れが滞っている状態かもしれませんね。
正しい筋肉の働きをサポートするためにも、姿勢を正しく、正しい筋肉の動きを作り出すことがポイントです。
ガンバリ筋ばかりを使ってしまっているようだと、サボリ筋を増やす原因にもなります。
ちなみに日本人は身体の前面がガンバリ過ぎる傾向にあります。
子供のころには、上体反らしやブリッジが出来たのに大人になったらできなくなった方が多いのはこれですね。。。
対策として
運動、マッサージ、ストレッチなどが効果的です。
食事や体重管理は、リンパ浮腫への対処においてもポイントとなります。
刺激の強いものやアルコールは適量を超えないように自己責任のの範囲内でお願いします。
しめつけがきつい下着や衣類、時計や指輪などの装飾品は避けるようにするだけでも効果的です。
ヒールの高い靴や小さすぎる靴も避けましょう。
ヒールの高い靴はふくらはぎの筋肉に刺激が入らずにリンパ系のトラブルを作り出す要因になりますし、小さい靴も足裏の筋肉などの働きを阻害してしまうので注意が必要です。
強すぎる温熱刺激も良くありません。
暖房器具の使用の際や長時間の入浴、サウナには気をつけてください。
子宮がんや前立腺がんなどの治療後は、足を伸ばして座るようにすることで鼠径リンパへの負担を減らしてください。
休む際には、むくみの出ている手、脚などを少し高くすることを心がけるだけでもむくみが改善されるようです。
生活習慣を変える努力をするだけでも、リンパ系のトラブルを改善できることが出来ます。
この機会に体質改善のつもりで始めてみてはいかがですか?