股関節痛にはココを診る

2017年05月6日

寛骨臼と大腿骨頭

骨盤には寛骨臼という”すり鉢状の受け皿”があります。

大腿骨には大腿骨頭という”すりこぎ棒の頭の部分”のような形状をしている部分があります。

この2つがかみ合う部分を”股関節”と言います。

この股関節の噛み合わせのズレが大きいことによって”骨性の支持=骨による支え”が出来なくなってしまうと、股関節の周辺のトラブルを起こしやすくなってしまうという訳です。

特に骨盤が後傾気味の方は要注意です。

こんな方ですね!

仕事中、授業中、電車に乗っている時の姿勢などで、このように骨盤が倒れてしまっている傾向のある方は股関節痛への第一歩を踏み出してしまっていると言っても過言ではありません。

骨盤後傾位の方が周りにいらっしゃったら注意をしてあげてくださいね!

痛みと向き合う必要性

痛みがあるということは、カラダからのメッセージをしっかりと脳が感じ取ってくれているというサインでもあります。

ムリしすぎてますよ。

使い方を間違えてますよ。

何か悪い使い方をしませんでしたか?

こう使ってみるとどうでしょう?

と言ったようなメッセージのやり取りをしています。

カラダを無理なく使うためには、構造を整えておくことが先決です。

何度か説明に使用させていただいているのですが、家をイメージしてみてください。

大黒柱にあたるものが背骨です。

外壁にあたるものが筋肉です。

そして電気にあたるものが神経。

水道は血管、リンパ。

などが役割分担として存在します。

もしも柱が傾いてしまったとしたらどうなってしまうのでしょうか?



柱が傾いてしまうことで、外壁や配管に歪みが生じてしまいます。

場合によっては外壁にヒビが入ってしまったり、水漏れなどを起こしたりするかもしれません。

カラダは常に重力に対して拮抗する力を加えています。

ムダなく立つというだけでもエネルギーを消費するんです。

カラダの正しい状態は、重力に一番逆らうことのない姿勢です。

若いうちは筋力、外壁が強いために症状が表に出てきません。

加齢とともに筋力が落ちてきてしまうと、外壁で支えられなくなってしまい屋台骨でもある背骨や骨盤が歪んでしまうということです。

一緒に解決策を考えましょう

一つは正しい骨格を取り戻す事。

もう一つは筋力を鍛える事。

この2つが大切になります。

骨格を整えることは、プロである私たちにお任せください。

筋力を鍛えるためには、継続した運動習慣が大切になります。

週1回の体操、運動などを継続していただけるだけでグッとお身体が良い状態に上向きます。

当院でもおススメしている体操などをしていただけると相乗効果も期待できます。

一緒に解決策を見つけましょうね(*^^)v