首のストレッチは逆効果?知らないと怖いストレートネックの真実
2020年03月2日
首のストレッチ、ちょっと待って!その習慣が不調の原因かもしれません
テレビや雑誌の情報を鵜呑みにしていませんか?
「肩こりに効果的!」「頭痛には首のストレッチを!」
──こんなフレーズを一度は目にしたことがあると思います。
しかし、誰にでも同じように効果があるわけではありません。
むしろ、ストレッチが逆効果になるケースもあることをご存じでしょうか?
首や肩こりの「本当の原因」とは
多くの方が、首周辺の筋肉が固くなることで痛みが出ると考えます。
ですが、筋肉のコリや緊張は「結果」であり、「原因」ではないことが多いのです。
たとえば、骨格のズレや姿勢不良によって、特定の筋肉に負担が集中し、
その結果として首肩まわりに違和感や痛みが生じます。
つまり、ストレッチをしても根本原因は変わっていないのです。
ストレートネックとは何か?
現代人に多いとされる「ストレートネック」は、本来あるべき頸椎の前弯カーブが失われた状態です。
正常な頸椎:カーブで重さを分散
正常な頸椎は、S字状にカーブすることで、頭の重さを骨で受け止める構造になっています。
筋肉に頼らず骨で支えるため、疲れにくく、負担が少ないのです。
ストレートネック:筋肉や靭帯に過剰な負担
前弯カーブがなくなると、重力がそのまま首にかかるようになり、
筋肉や靭帯が代償的に頑張るため、肩こり・首痛・頭痛などを引き起こします。

頚椎1番から胸椎1番までの並びと、可動域・傾斜ラインを図示した図。ストレートネックや頚椎の不正アライメント評価に活用可能。
ストレッチが逆効果になる理由
ストレートネックの人が無理に首を動かすと、
軸のズレが起きていない正常な頸椎にまで負担が広がり、
新たな歪みや炎症の原因になることも。
特に、画一的な首の回旋・側屈・前後屈のストレッチは危険です。
軸のズレは一部だけ?
頸椎全体が歪んでいるわけではなく、1~2箇所の部分的なズレであることが多いです。
しかしストレッチでは、ズレていない部位まで強制的に動かしてしまい、
「悪くない部分」まで痛めてしまうリスクがあります。
筋肉は「伸ばせば良い」ではない
特に背中や首の後ろ側の筋肉(僧帽筋、肩甲挙筋、脊柱起立筋など)は、
現代人の姿勢(猫背・前傾)では常に伸ばされている状態になっています。
それなのに、さらにストレッチをしてしまうと、
筋繊維の断裂や神経の過緊張を招き、慢性化を助長します。
ここを勘違いしている人が多いのが現状です。
短縮している筋肉はストレッチ、、伸長している筋肉はトレーニングなど使い分けることが重要です。
画一的な体操やストレッチの危険性
身体の状態は一人ひとり異なるもの。
同じように見える肩こりや頭痛でも、原因は人それぞれです。
整体の現場では、その人の構造、習慣、動作パターン、筋肉の緊張状態などを診た上で、個別に施術・指導しています。
正しいアプローチ:姿勢と背骨の柔軟性
私たちが一貫してお伝えしているのは、
- 姿勢を正すこと
- 背骨の柔軟性を保つこと
この2点です。
ストレッチよりも、日常の立ち方・座り方・動き方に意識を向けるだけで、
首や肩の痛みが改善するケースは少なくありません。
では、どうすれば良いのか?
もし「ストレッチしても変わらない」「余計に痛くなる」などのお悩みがあれば、
まずはご自身の体の状態を知ることから始めてください。
当院でできること
浜田山CAZU整骨院では、
- 頸椎や肩関節の構造評価
- 骨格バランスと姿勢の分析
- CAZU式骨格矯正
- 炭酸整体や特殊電気治療によるアプローチ
を通じて、根本原因から整える施術を提供しています。
まとめ:正しい知識で、健康な首と肩を守りましょう
ストレッチは決して悪い習慣ではありません。
しかし、「目的に合った方法」で「自分に合った方法」を選ぶことが重要です。
画一的な対処ではなく、あなたの身体に合わせた最適なケアを一緒に考えていきませんか?

