頸椎捻挫のEBM 浜田山駅から徒歩2分 浜田山CAZU整骨院
2017年02月1日
自賠責損害調査事務所の論文
今回はかなり専門的なお話です。
交通事故でケガを負われてしまった方の治療期間の目安について書いてあります。
もし交通事故で頸椎捻挫(もしくは軟部組織損傷)の治療期間が長引いたり、経過が悪かったりすると保険会社の担当者は同様の事故に遭われた方の過去のデータを用いて統計上どれくらいの治療期間で治療を終えたという目安を提示してきます。
・軟部組織損傷の一時的治療は、キズの縫合部の癒合が10日~14日が一般的であり荷重部位や皮膚組織が元来硬い部位との整合性を加味しても、病理学的な症状経過から21日で完成する。
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3週間(21日)でケガの治癒サイクルは一巡し、負傷した部位の状態が決まる。
10日~14日もすればそれ以上悪くならないですよ。と言っています。
・一般的に治癒した瘢痕組織が、周囲の組織と順化し、正常化するのに3ヶ月程度を要する。
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基本的には3ヶ月もすれば組織の正常化が進みます。
ムチウチなどはだいたい3ヶ月でみなさん良くなっていますよ。と言っています。
・強固な腱、靭帯については、正常な強度に戻るまでに最低でも6か月~12か月を要するこれらを加味し、頸椎捻挫であるなら損傷を受けた神経の機能回復は受傷後3ヶ月までが著しい。その後も6か月程度までは改善していくと考えられるが、受傷後1年を経過する事であれば、神経機能自体の回復は、ほとんど認められない。
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3ヶ月~6か月の治療期間が適切であり、1年経過するとそれ以上は著しい回復は見込めない
これ以上、通院を続けたとしても良くなる可能性が低いですよ。
という考えのもとに交通事故のムチウチ損傷について考えられています。
統計学上、3か月前後での治療期間でむち打ちには対応しましょうということです。
シップを貼って症状の経過を数日待ってみたり、2週間くらい通院をしなかったりすれば症状はどんどん固定化してしまいます。
なるべく早期治療を行い、早期回復を目指すことで防げる症状もあるんです。
事故に遭われてなるべく早くご連絡をしていただけるとお互いに症状に苦しまずに対応することができます。
浜田山CAZU整骨院では交通事故専門治療を行っております。
頸椎、胸椎の柔軟性を取り戻すことで首の可動域を回復させることを目的としています。