基礎代謝を高めましょう!
2017年02月20日
寒いですね。。。
2月に入り寒い日が続いていますね。
今日の強風には驚きました。
風が吹くだけで体感温度が下がって肌寒く感じます。
お身体ご自愛くださいね。
今回は基礎代謝についてお話をさせて頂きたいと思います。
基礎代謝とは・・・
生命活動を維持するために生体で自動的に(生理的に)行われている活動で必要なエネルギーのことを言います。
簡単に言うと「何もしていない状況でも心臓や脳みそ、内臓など様々な部分でエネルギーを消費していますよ」ということです。
この基礎代謝を上げるためには心臓を早く動かす事もできなければ、内臓の働きを高めるだけっていうのも正直難しいです。
よくダイエットを推奨されている方が「基礎代謝が上がれば痩せる!」、「基礎代謝が高い身体だったら脂肪を燃焼しやすくなる!」というお話をされます。
一日の総消費カロリーのうち、基礎代謝が全体の消費カロリーの6~7割をしめるのに対し、運動を含む身体活動では約3割、食事をした時の熱産生ではわずか1割程度しかカロリーは消費されていません。
基礎代謝が頑張ってくれているのに、更に頑張れと!と言うのか( ゚Д゚)
とも思ってしまいます。
基礎代謝の低下は加齢によって起こると言われていますが、その他にも過度なダイエットを行ってしまい筋肉量自体が減ってしまっていることが原因だったり、慢性的な運動不足で筋肉の働きが低下してしまっている方も基礎代謝が低くなりやすいと言われています。
背中が大切
そこでポイントになってくる場所が背中の筋肉です!
それも姿勢が大切になってきます。
猫背で丸くなってしまっている背中の筋肉は代謝を落としてしまいます。
猫背にも何種類かあるのですが、肩甲骨が離れてしまうタイプ、腕が巻き込んでしまうタイプ、腰が丸くなるタイプ、背中が丸くなるタイプなどがあります。
ちなみに猫背になることによって代謝がダウンする部分のイメージだと・・・
- 肺活量が減ることによって呼吸する時のエネルギー消費量がダウン
- 肩呼吸となり、呼吸が浅くなることで基礎代謝に必要な酸素量が減るため、代謝がダウン
- 基礎代謝の2割は筋肉で消費されているので筋肉が減ると基礎代謝量もダウン
浅い呼吸は横隔膜を使わない肩呼吸と言われています。
猫背になることによって肋骨の動きや、横隔膜の動きの制限にもなってしまいます。
横隔膜自体が大きく動かなくても浅い呼吸ができるので、腹筋などの全体を支える筋肉が弱くなり、腰椎に負担がかかりやすくなるため腰痛にもつながるのです。
試しに背中を丸めて深呼吸をしてみてください。
背中を伸ばした状態の方がたくさん空気が肋骨に入ってくるのを感じてもらえると思います。
それだけでなく、前後左右と身体の位置、胸郭の位置をずらしてみることによって空気の入り方を試してみてください。
そうすると普段の身体のクセや重心位置の確認にもなります。
こんな感じで肋骨がゆがんだ状態だと左右に入ってくる空気量も異なります。
歪んだ状態で呼吸を続けてしまうとお身体のクセが大きく出てしまいます。
皆様にも何度かお伝えしているのですが、一番改善していただきたいのが歩行と呼吸です。
この2つは生きている限りは続けていかなければいけない行為であり、日々の生活の中で必要不可欠な動きといえるからです。
その分、クセが蓄積しやすいとも言えます。
呼吸を整えるためにも日頃から不良姿勢にならないようにしていきましょう!と今後もお伝えしたいと思います。