ゴリラと人間の骨盤の違い 浜田山CAZU整骨院 浜田山駅から徒歩2分
2016年12月24日
今回は少し難しい話をします。
人間は進化の過程で、二足歩行を可能にしました。
二足歩行が出来るようになり、姿勢の変化・身体の動き方、使い方の変化・脳の肥大化などが起こるようになったと言われています。
特に姿勢に関していうと、二足歩行によってゴリラなどの霊長類とは全く違った進化を辿ってきたと言わざるを得ません。
しかし近年、デスクワークが増え、パソコンを使用している際の姿勢の悪さなどから、逆にゴリラなどの霊長類に姿勢が近づいてきてしまっているという事実が明らかになってきています。
姿勢が悪い = ゴリラ化
イメージしやすいように画像を用いて説明をさせていただきたいと思います。
人間
・常に二本足で立つことが出来る
・お尻が上がっている
・お腹が凹んでいる
・骨盤を立てることができる = 腰を伸ばすことが出来る
ゴリラ
・ほぼ四本足で移動する。
・お尻が凹んでいる
・お腹が出ている
・骨盤を立てることが難しい = 腰を伸ばすことが難しい
もっと分かりやすい図を作ってみました!
人間の骨盤の構造は「二足歩行」への適応により進化している。
骨盤の面積が広がることで、中央にある仙腸関節(骨盤の中心の関節)の安定性が増した。
お尻周りの筋肉の役割が大きく変わり、小殿筋・中殿筋という人間が立つために必要な筋肉がゴリラなどでは発達していない。
人間以外の霊長類では、すべて腰部は後弯している。
人間とゴリラなどの霊長類との明確な違いは、重心の位置にあります。
姿勢バランスをとるうえで、人間は股関節よりも少しだけ後方に重心線があります。
しかしゴリラなどは股関節のかなり前方に重心線が位置しており、姿勢保持を筋肉に依存してしまっています。
背骨は前弯と後弯という湾曲が相互作用してバランスを保っています。
ある弯曲が変化すると他の全ての弯曲が補てん的に変化(庇う)してしまいます。
弯曲の変化が多い部位が、腰と首です。
前弯というものは姿勢が悪くなることで、失われやすい部位でもあります。
ヘルニアなどは後弯が生んでしまった椎間板へのストレスが原因です。
ストレートネックなどと診断を受けた経験があるかたは、ゴリラ化が進んでしまっているサインです。
要注意ですのでお気を付けください。
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