筋・筋膜性腰痛 浜田山駅から徒歩2分 浜田山CAZU整骨院
2017年01月19日
筋筋膜性腰痛症
一般的な病院などでは、精密検査などを行ってヘルニアや腰椎に異常や変性が見られない場合に診断をされることが多い傷病名です。
腰痛人口は一説には4000万人にも上ると言われています。
病院などでは腰痛の一般的な原因として骨、椎間板の劣化やヘルニアの場合などには神経圧迫を考えます。
それ以外に原因が見受けられない場合には、この筋筋膜性腰痛症と診断をされリハビリに回されることが多いのが現状です。
テレビなどによって筋膜についての情報が多く発信されるようになりました。
筋膜についてお話をさせて頂きたいと思います。
筋膜とは?
筋膜とは『第二の骨格』とも呼ばれています。
ここにきて(一昨年位から)脚光を浴び始めた理由の一つに画像診断装置(エコー)の性能が向上したことが挙げられると思います。
テレビなどでも筋膜リリースを行っている際の画像などがエコーなどによって鮮明に映し出されているのを見た方も多いかなと。。。
当院でも筋膜リリースを導入する予定ではありますが、現状ではマトリクスウェーブ、ハイパーナイフなどと相性がいいです。
今年中には何かしら行っていく予定ではありますが、時間が・・・
筋膜は筋肉の外層を覆っている強靭な厚い膜のことを言います。
コラーゲン線維が主体ですが、弾性線維も比較的多く混在している部分です。
筋膜の両端は厚くなって腱に移行し、腱は骨膜に付着して関節の動きなどを作り出しています。
筋膜の事をfascias(ファシア)とも呼びます。
骨格だけでは支えること、動かす事が難しい動きなどをサポートしてくれます。
筋肉の最小単位を筋繊維と呼びます。
筋繊維と言われることがあるように、細かい糸状の組織として教科書や画像検索では表現されています。
この糸状の組織だけではバラバラになってしまって形と機能を維持することができません。
ですので筋膜というラップで包んでいます。
するとソーセージやウインナーのような袋状の形になりました。
こうなるともう糸状の組織はバラバラにはなりませんよね。
この袋状の部分を筋膜と表現しています。
更にこのソーセージ状のものが何個も集まって何回か筋膜で包むということを数回繰り返すことで筋肉という一つの機能単位になります。
この筋肉にも動きを作り出すために幾重にも複雑なつながりがあり動きとして成り立たせます。
身体ってまだまだ分からないことだらけですね。
ちなみにこの部分ですね。。。
医学用語にはスジと呼ばれる部分はないのですが・・・
皆さんがスジを違えたと呼んでいる部分かもしれません。
スジを違えた・・・っていらっしゃるかたが多いのですが、筋肉なのか?靭帯なのか?関節包なのか?などパターン分けをして施術をすることが多かったのですが、筋膜に着目する機会を与えてくれました。
感謝感謝です(*^^)