姿勢と自律神経
2017年05月18日
長時間のパソコン、スマホ
大切なお話なので、何度も書かせていただきます。
長時間のパソコン、スマホの操作は、慢性的な首のクセを作り出してしまいます。
ズバリ、うつむき姿勢です。
その姿勢は頭を前方に突出させてしまい、首のカーブが失われて、肩が内側に入り込んでしまい、背中も丸まってくるという、典型的な猫背姿勢=不良姿勢となります。
背骨の軸が崩れてしまうことで、その背骨の中を走行している中枢神経(自律神経)にも影響を与えます。
特に首は、他の部位と比較すると脆弱性が高くなっています。
腰や背中と比較しても、筋肉が弱く、靭帯もそこまで太くなく、頭の重さというリスクを常に抱えています。
頭の重さを庇うだけでも、ちょっとした弾みで痛めてしまうことがあります。
多くの方が首から生じる姿勢不良が原因で、体調を崩されることが多いです。(当院調べ)
頸椎(首)の配列などが崩れてしまうと、首コリ、肩こり、手や腕へのトラブルが起こりやすくなります。
腰椎(腰)の配列が崩れることで、腰痛、股関節、太もも、足のトラブルが起こります。
では胸椎では、どのような影響が起こると思われますか?
胸椎の神経は自律神経系が大きく関係してきます。
特に内臓などの働きは、胸椎からの影響が大きいです。
肩こり、腰痛などを訴える方は、総じて胸椎の動きが狭くなってしまっています。
深呼吸をする際にも、肋骨を開くイメージ+お腹を凹ませてみましょう!
自律神経はアクセルとブレーキ
車で例えるなら、交感神経はアクセル、副交感神経はブレーキです。
アクセルを踏みっぱなしだと、車を壊してしまいます。
必要に応じて切り替えをしていかなければ、体を壊してしまいます。
自律神経の影響によって
偏頭痛、耳鳴り、めまい、呼吸が浅くなる、睡眠不足、寝つきの悪さ、起きた際のだるさなどが生じやすくなります。
ON、OFFを切り替えるためには、夕方~深夜にかけてのスマホ使用を極力控えることが大切です。
特に寝る直前まで、ディスプレイの明るい光を浴び続けてしまうことによって、脳が活性化しやすい状態になってしまい、副交感神経が働きづらい体内環境を作り出してしまうんです。
寝る1時間前までには、スマホやPCの利用を控えましょうね(^_-)-☆