冷え性には炭酸
2017年05月1日
体温と二酸化炭素の関係
酸素はヘモグロビンという細胞と結びつくことによって体中を巡ることができます。
しかしヘモグロビンは細胞までやってきても二酸化炭素という物質を受け取らないと酸素を細胞へ渡すことができません。
つまり、酸素は二酸化炭素と入れ替わる形で、細胞に供給されるという仕組みです。
体内の二酸化炭素量が少なければ細胞へ供給される酸素量も少なくなってしまいます。
覚えておいてほしいので太線で説明させていただきます。
二酸化炭素量が多ければ、多くの酸素が細胞へと供給することができるという仕組みでもあります。
ヘモグロビンから酸素が切り離される作用を意味します。
これをボーア効果と言います。
ボーア効果を更に高めるためには体が温かいこと、二酸化炭素量が多いことが重要になります。
そして体温を調節するためには血流がポイントです。
体熱も血液で運びます。
脳の視床下部にある体温調節中枢が皮膚にある温度センサーを通じて寒さを感じます。
そうすると自律神経の働きにより血管を収縮、血流を減少させ体内の熱が奪われないようにしたり、筋肉を収縮させ震えを起こして熱を産生したりします。
体温マイナス1度の影響
体温が1℃下がるだけで、体の機能は大きく損なわれてしまいます。
自律神経も乱れやすくなり、免疫力も37%低下してしまいます。
ウイルスや細菌に対する抵抗力などが弱まってしまい、様々な病気にもつながり健康を損なう原因として体温マイナス1度を、いかに改善することが大切なポイントになってきます。
体温マイナス1℃によって基礎代謝も12%低下してしまい、脂肪が溜まりやすい身体になってしまいます。
1日およそ140キロカロリー、脂肪で換算すると20グラムずつ脂肪を蓄積していく計算です。
結果として体温1℃の違いは、体の表層よりも内部で大きな違いとして皆さんのお身体の状態に関係してしまっているのです。
炭酸整体は筋肉との相性が良い
臨床経験を積ませていただく中で、特に筋肉系のトラブルに炭酸は相性が良いなと気づくことが出来ました。
例えばこむら返りです。
こむら返りの原因は色々と考えられるのですが、「ふくらはぎの筋肉の柔軟性の欠如」からトラブルを招きやすくなります。
他にも水分不足、ミネラル不足なども考えらえますが、一番は筋肉の柔軟性が無くなる事かな・・・
なぜ筋肉の柔軟性が無くなってしまうのか?を考えた時に、重心が中心軸から崩れてしまうことによって、ふくらはぎが硬くなることに辿り着きます。
重心の乱れによって、ふくらはぎが常に緊張状態になってしまっていると、筋肉による血管ポンプ作用が低下してしまい、結果として血流も滞ってしまい、老廃物などが滞留する状態になります。
一連の悪循環の流れを断ち切るためには、ふくらはぎの柔軟性を高めることがポイントになります。
一番は重心を正すことが大切ですが・・・
ご自身でケアされるのであれば、ふくらはぎを毎日マッサージをされたり、竹踏みなどを使って足裏を刺激されるといいですね。
それが難しいのであれば、炭酸ミストスプレーを吹きかけてから、ちょっと歩いてあげるだけで「こむら返り対策」にもなります。
特に妊婦さんや更年期を迎えた女性の方に、特におすすめです。
お身体のケアに炭酸ミストを使ってくださることで、疲労回復にもつながります。
他にもおススメの使い方がありますので、ご相談くださいね(*^^)v