歩きでゆがみが蓄積する

2017年03月31日

動きの基本

歩いていて左右の一歩の差を感じたことはありませんか?

小さな段差で躓いてしまったり、転びかけてしまったりするのは、身体の軸である骨盤、背骨に左右差が生まれてしまっているからかもしれません。

利き手、利き足など自分の使いやすい手、脚があるかと思います。

人間の動作効率を考えたうえで、使いやすい側の機能を高めておくことによって省エネルギーでの活動を可能としています。

利き手、利き足があることによってムダな動きを無くそう身体自身が求めている本能に近いものです。

その反面、同じ動きが繰り返し行われることによって骨格のねじれ、関節の引っ掛かり、筋肉のクセが生じてしまいます。

まず筋肉が同じ動作を繰り返すことで、動きパターンを覚えます。

実は筋肉は形状記憶、動作記憶を得意としています。

形や動きを記憶してしまうということです。

この「普段からの記憶こそが歪みをリセットするときの最大の問題」となるんです。

覚えた形状、動作記憶は中々忘れることが出来ません。

日々、歩いているときに捻じれが生じていると感じていない無意識状態が一番の敵です。

この歩行の左右差を改善することが、姿勢改善のポイントでもあります。

正しい歩き方を覚える = 姿勢改善への第一歩

あまり参考にならない歩行教室などもありますので、注意してくださいね。

歩行は大切です。

動きの最小単位が歩行です。

色々な動きのベースに歩行があると考えてください。

スポーツや運動時の動きのパフォーマンスを上げたいと考えた時には歩行の左右差、捻じれを改善することが一番の近道です。

歩行をチェックすることで、原因となっている部位を見つけ出すことも可能です。

例えばボールを投げる動作にしても、手首~肘~肩~背骨~骨盤~股関節~膝~足首~指先までの動きの繋がりでどこが悪いのかを確認することがあります。

その動きの中から、改善したい部位=動きが上手くいっていない部位を見つけ出すことがポイントです。

その動きを教育し直すことによって骨格のねじれ、関節の引っ掛かり、筋肉のクセを改善することができます。

PNF、操体法、アナトミートレイン、リアラインコンセプトなどは、この繋がりをベースとしています。

連結作用

骨格、関節、筋肉の理想の繋がりは

1+1=2

という考えではなく、

1+1=5

ぐらいのパワーを発揮する連結作用があります。

手首だけで物を持ち上げたりすると、手首を痛めてしまいますが、肘や肩、背骨などを繋げることによって手首にかかる負担を最小限に抑えることが出来ます。

痛めてしまう方の場合は、使い方の誤りor使い過ぎのどちらかのパターンが多く、ほとんどの方の場合は、使い方の誤りがきっかけだったりします。

繋がりが正しく行えていないため、1+1=5のところが1+1=1になってしまい、動き自体の質が低下してしまいます。

ちょっと難しくなってしまいましたが、一つの動きだけに着目するのではなく、全体の動きの中で悪い部分を逃がしてあげる場所を作ってあげてください。

そうするだけでも動きの幅が大きく変わりますよ!



まとめると

・歩行の左右差をなるべく少なくすること

・動きの繋がりを作りましょう

・正しい動きを教育しましょう

この3点は覚えておいてください。

お読みいただきありがとうございました。

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