思春期の女の子に多い突発性側彎症 浜田山駅から徒歩2分 浜田山CAZU整骨院
2016年12月27日
突発性側弯症!?
思春期の女の子に多いと言われています。
現在、完全に治す方法は残念ながら見つかっていないと言われています。
原因が不明で、成長とともに湾曲が進行すると言われている特発性側彎症(とくはつせいそくわんしょう)は、背中の凹凸や姿勢の歪みが目立ち、ご本人や家族共に大変心配されていると思います。
発症する時期によって、乳児期側弯症、学童期側弯症、思春期側弯症に分けられます。
下の図が突発性側彎症のゆがみ方の典型例です。
小学生ぐらいから肩こり、腰痛に悩まされている女の子は、親御さんが特に注意をしておいてください。
細身の女の子に多いことから、ホルモンの関係、骨格や筋力、無理なダイエット、栄養バランス、座り方、尾骨を打ったことがある、などに原因があるなどとも言われますが、きちんと解明されていないのが現状です。
特に体育座りは腰や背骨にかかる負担を軽減させるためには禁止させていたいております。
本人に自覚症状がなく、成長とともに短期間で進行してしまうので、気づいたときにはかなり湾曲が進んでいることが多いのです。
背骨と肋骨を単体で表現した図が下の図になります。
図の中心線を書かせていただいたのですが、本来であれば背骨の軸は真ん中を通っていなければいけないのですが、側弯症の方の多くは斜め軸になってしまっており、肋骨のでっぱりなどが見てわかるほどになってしまい、思春期の女の子という時期もあり気にされる方が多くいらっしゃいます。
ただ、湾曲が進行している過程で痛みがあるかというと、ほとんど自覚症状はありません。
しかし、脊柱が湾曲してくると背骨のいろいろな部分に負担がかかりますので、腰痛、肩こり、背中が痛いなどの症状が出ることがあります。
こういった症状を訴える頻度が高くなり、病院や整骨院などに通って初めて指摘を受けることがほとんどです。
参考となるリンクを貼らせていただきます。
基本的には、手術適応の状態までいかない方がほとんどです。
矯正、体操などで一定の効果も期待できます。
しかし当院に来院されているお客様の中にも、学生時代に側弯症と診断されて、治療を受けたのにも関わらず、未だに肩こり・腰痛で悩まされている方も多いのが実際です。
背骨がゆがんでしまうということは、内臓にもストレスを蓄積してしまう原因になります。
思春期の女の子は特に注意深く見守ってあげてください。
そして肩こり、腰痛がひどくなる前に治療を行うことが様々な症状の予防に繋がります.
今回の文章は注意喚起のためにも書かせていただきました。
家族、友達のお子さんなどで気になる方がいらっしゃったら「一度、側弯症の検査を受けてみたら」とお伝えください。