大きな問題を解決するための最初の一歩
2017年05月30日
痛みがある時は真剣に聞いてくれる
何事も最初が肝心です。
最初の問診時、カウンセリングの際に具体的なポイントを伝えられるかです。
姿勢、生活習慣、負担となる因子などを理解していただけるだけで、意識できていなかった情報を刷り込むことができる段階です。
やはり痛みがある、不調の時ほど真剣に聞いてくださるな。と日々の診療を行っていると感じます。
痛みは本人しか分からず、情報を共有させていただくためにも初診時の組み立てが大切です。
施術や矯正を行う際にも意識しているのですが、”伝える順番や伝える内容を組み立てておかないと伝わらない”ですね。
順序立てて説明をすることで内容も理解しやすくなります。
もちろん一人ひとり状態や体質なども違います。
違いを考慮しつつ、その方に合わせた情報を伝えていくことが大切ですね。
自分自身が腑に落ちない状態では、説明内容も全く伝わらなくなってしまいます。
実は繰り返し、繰り返し説明の練習もしています。
もっと伝わりやすい説明の仕方があるんじゃないかな~と思いつつ、模型や資料などを使っても説明しようとしています。
人間は「痛みがあるということは、生存本能を害されている。危険が差し迫っているよ」と身体からのメッセージだと知っています。
緊急性の高い情報だからこそ、痛みという情報で脳みそに気づいてもらえるようにサインを発しているんです。
痛みがとれてしまえば、とりあえず様子を見ようかなぁと思いますよね。
痛み自体は無くなったとしても、痛みの原因である背骨は歪んだ状態のままというケースもあります。
しかし、歪んだ状態を放っておいてしまうと、またぶり返してしまいます。
そうなると前回よりも強い痛みを発することがあります。
簡単に説明すると、痛みにも慣れるということです。
前回よりも痛みが強く発生していないと、気づけない状態になっていたりします。
人間に備わっている適応能力です。
いい状態を3週間は続けることで身体は適応してくれるようになります。
まずは3週間!
心掛けてみませんか?