神経整体が、なぜこんなにも治るのか?

2025年01月24日

とても簡単な話です。

従来の技術と明らかに違うことがあります。

まず、従来の技術は、押す、揉む、揺らす、など基本的に一方的に刺激を入れる技術が多く存在しています。

と言うことは、求心路(知覚神経、感覚神経)に刺激を入れて、何かしら脳の信号を変えるというアプローチ(求心性刺激)だと思います。

つまり、一方通行です。

もし、患者さんの痛みの原因が「遠心路(運動神経)の神経伝達異常が原因」だった場合アプローチがあまりできてないと思いませんか?

実際、ほとんどの場合、歩いた時に痛い。腕を上げた時に痛い。

体を動かせないから危険信号として、痛みが出ていることが多く存在しています。 

「体が動かせない=運動神経がうまく機能していない」

ことが考えられます。

運動神経を治さないといけないと仮定した場合、

従来の技術は、感覚神経に刺激を入れるだけになります。

それじゃあ、その場の変化を起こしにくくて当然じゃないかな?と思います。

ここからが神経整体は、なぜこんなにも治るかの本題でもあります。

神経整体では、まず第一ステップとして 全身どこでも『反射』を出せるようになる事を目標とします。

ほぼ全員、初回の施術時には 『反射』を体感してもらえます。 

患者さんもわかっててほしいんですけど、この『反射』が起きるという反応こそ、まず大きな進歩の一歩目です。

『反射』が起きるということは、感覚神経から刺激を入れ運動神経にも刺激が入って反応を起こしているサインです。

施術者側からの最適圧によって、運動神経にまでアプローチ出来ているという第一歩です。

だから、運動神経の伝達異常を治せる可能性が生まれ、それができるからこそ、 その場で痛みが取れるという現象が起こり得ます。

従来の技術より治せる選択肢が圧倒的に増えるわけです。

知らなくて当然。

従来にないから。

従来の技術は、そもそも正解がわからない。

これあってるの?大丈夫?

ここを押すってどんな強さで?

この方向を合わせたらいい。これ方向あってる?

と試行錯誤の結果として、経験値として得ている技術習得が多々あります。

 

神経整体の反射は、誰でもわかる感覚の入力です。

反射が起きるメカニズムを知るだけでも神経整体を受ける価値があると思っています。

反射がでる理屈は、膝蓋腱反射と同じようなメカニズムです。

「ある一定の閾値を超える刺激が入ると反射が起こります」

それは膝蓋腱反射だけでなく全身どこでも起こります。

今の通われている整体技術に満足している人には関係ない話かもしれませんが、もっと良くなりたいと思っている方には朗報です。

今までと少しでも違う事をやらないと、何かが変わる可能性が生まれないと思います。

 

そのお手伝いが出来れば幸いです。

自律神経と姿勢の深い関係

2025年01月20日

自律神経と姿勢の深い関係

私たちの身体には、「自律神経」と呼ばれる神経システムがあります。

自律神経は、心臓の拍動や呼吸、消化など、意識しなくても自動で行われる身体の活動をコントロールする重要な役割を担っています。

自律神経がもつ2つのモード
  • 交感神経(戦闘・逃走モード)
    ストレスにさらされたときや活動時に働く神経です。心拍数や血圧を上げて、身体を「戦うか、逃げるか」の緊張状態に準備させます。
  • 副交感神経(休息・消化モード)
    リラックスしているときに働く神経です。心拍数や血圧を下げ、体を落ち着かせます。休息や消化といった、身体を整えるモードを司ります。

本来、この交感神経と副交感神経のバランスがうまくとれていると、心や体の調子を保ちやすくなります。

しかし、生活習慣やストレス、そして姿勢の崩れなどによって、このバランスが崩れることがあります。


姿勢が自律神経に与える影響

前かがみの姿勢は交感神経を過度に活性化させる

例えば、PCやスマホを長時間見ているときの「前かがみ姿勢」は、首や肩に大きな負担をかけます。

筋肉の緊張が続くと交感神経が優位になりやすく、リラックスモードをつかさどる副交感神経の働きが抑えられてしまいます。

浅い呼吸も影響を与える

悪い姿勢になると、呼吸がどうしても浅くなりがちです。

浅い呼吸は交感神経を優位にしやすく、ストレス反応を強める要因となります。

自律神経の乱れが及ぼす健康リスク

交感神経ばかりが活発になると、

  • 高血圧
  • 不眠
  • 消化不良
  • 不安感の増加
  • 慢性的な痛み など、様々な不調を引き起こす可能性があります。さらに、免疫機能にも影響を与え、ウイルスや細菌などの感染症にかかりやすくなるリスクも考えられます。

姿勢を整えて自律神経をリセットする方法

  1. デスクワーク時は画面の高さを調節
    目線が下がりすぎないように画面の高さを整えましょう。首の負担を軽減し、前かがみの姿勢を防ぎます。
  2. スマホやタブレットの使用姿勢に注意
    つい首を前に出して見がちですが、スマホを顔の高さまで上げて操作するなど工夫しましょう。
  3. 定期的な休憩とストレッチ
    長時間同じ姿勢でいると、首や肩、腰に負担がかかります。1時間に1回は立ち上がり、軽く伸びをするだけでも血行が良くなり、筋肉の疲労を軽減します。
  4. 呼吸法やエクササイズを取り入れる
    胸やお腹をゆっくり膨らませる深呼吸を意識してみましょう。ヨガや軽いストレッチ、ウォーキングなども副交感神経を高める効果が期待できます。

まとめ

自律神経は、私たちが意識しないところで常に働いている大切なシステムです。

しかし、そのバランスは姿勢によって大きく左右されます。

悪い姿勢が続くと交感神経が優位に傾き、健康に様々な悪影響を及ぼす可能性があります。

逆に、正しい姿勢を保ち、こまめにストレッチや深呼吸を行う習慣をつければ、自律神経のバランスを整え、心身ともに健康な状態を維持しやすくなります

ぜひ日々の生活で意識してみてください。

 

神経整体という選択肢

肩や腰の痛み、不眠や疲れが取れないといった悩みを抱えている方は多いのではないでしょうか。

これらの不調の背景には、体の骨格・筋肉だけでなく、自律神経の乱れが深く関わっていることがあります。

そこで注目されているのが、「神経整体」というアプローチです。

神経整体とは

神経整体とは、骨格や筋肉のバランスを整えるだけでなく、「神経の繋がり」をスムーズにすることを目的とした施術の総称です。

整体というと、骨盤や背骨の矯正を中心に行うイメージがあるかもしれません。

しかし神経整体では、自律神経を含む神経系の状態に注目し、それぞれの人が本来持っている自然治癒力や体の調整力を引き出すことを重視します。

なぜ神経に注目するのか

私たちの身体は、脳と脊髄からなる中枢神経と、そこから全身に伸びる末梢神経によってコントロールされています。

とくに自律神経は、心臓の拍動や呼吸、消化などを無意識下で管理する大切なシステムです。

  • 交感神経: ストレスや緊張状態、活動時に優位に働く
  • 副交感神経: リラックスや休息、消化の促進時に優位に働く

このバランスが崩れると、体に不調や痛みが出やすくなると言われています。

神経整体が期待できる主なメリット

  1. 体の土台づくり(骨格・筋肉の調整)
    骨盤や背骨のゆがみを整え、筋肉の緊張を和らげることで、身体全体のバランスを整えます。
  2. 自律神経の安定
    筋肉や骨格のバランスが良くなると、呼吸が深くなり、血行も促進されます。結果として、交感神経と副交感神経の切り替えがスムーズになりやすいと考えられています。
  3. 自然治癒力のサポート
    神経への圧迫や筋肉の過緊張が軽減されると、体が本来もっている修復力・回復力を発揮しやすくなります。
  4. 姿勢の改善と予防効果
    正しい姿勢を保ちやすくなることで、肩こり・腰痛の予防につながるだけでなく、疲れにくい体づくりをサポートします。

神経整体の施術イメージ

神経整体の施術は、痛みや不調の原因を総合的に見極めることから始まります。

たとえば、背骨のわずかなズレが神経を圧迫している場合、やさしい力でそのズレを整える手技が行われることがありますが、神経整体では若干異なります。

通電の手という型を用いて、施術箇所や不調部位を検査することで原因となる部位を導き出し、そのポイントへ施術を行います。

受けられている方にとって、なぜこんな軽い刺激でこんなに変化するの!?と驚かれることも多いです。

骨盤のねじれや姿勢の崩れを丁寧に見極め、必要に応じて筋肉をゆるめたり、ストレッチを組み合わせて神経の通りが良くなるのとイメージされている方もいらっしゃいますが、異なります。

本来の体の使い方、機能を取り戻すためにも神経整体は本当にオススメします。

どんな人におすすめか

  • デスクワークなどで前かがみの姿勢が続く方
  • 慢性的な肩こりや腰痛で悩んでいる方
  • 睡眠の質が悪く、疲れが取れにくいと感じる方
  • 交感神経が優位な状態が続き、イライラや不安を感じやすい方
  • 姿勢や体のゆがみを根本から改善したい方

多くの方が少なくない不調を来されている現代社会、この神経整体という手技が一筋の光明となれる様に日々精進していきたいと思います。

神経整体を学んでおります。  三期生

2025年01月20日

施術を学んでいく過程において、骨格・関節・内臓など様々な分野から技術習得をしてきました。

ジャンルにこだわらずに治療技術の向上を求めて、休日を利用しては様々な治療勉強会に参加していました。

カイロプラクティック・オステオパシー・操体法・トリガーポイント治療・筋膜リリース・内臓治療・頭蓋治療など、様々な治療法を学び、専門書を読み漁り、もっと患者さまの痛みをとりたい!

もっともっとたくさんの方に笑顔になってもらいたい!と治療技術を磨く日々を送っていました。

そうした様々な治療法を勉強してきた末に辿り着いたのが、神経整体でした。

知り合いの先生から5、6年ほど前に紹介していただきました。

紹介者の方からも面白そうだから一緒にどうかと誘われていたのでした。

ただその時期は、他の手技を学んでいる時期でもありタイミングが合わずに丁重にお断りさせていたのを覚えております。

今では神経整体を学び始めて、2025年1月を迎えると3年目に突入しております。

当初は意味不明、やってる内容を理解するのにも時間が掛かる手技でした。

今では、言語化が出来ており何を目的にやっているのか、どういった効果が期待できるのか、手技の一つ一つ、概念の部分まで理解できるようになりました。

過去に学んだ手技にも奥行きや幅を感じるようになり、一つ一つのスキルが向上しているのも感じます。

これから神経整体セミナーで学んだことなども、こちらのブログにて紹介させていただければと思っております。