血管と神経は一緒に走っている?|施術が届くメカニズムの秘密
2017年10月6日
血管と神経は「伴走」する構造をしている
私たちのカラダの中では、血管と神経が同じルートを走ることが多いです。
これは医学的にも「血管神経束(vascular-nerve bundle)」と呼ばれる構造であり、非常に重要な意味を持っています。
なぜ一緒に走っているのか?
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神経が通る場所に栄養(血液)が必要
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血管は酸素や栄養素を運ぶため、神経にもそれが必要不可欠
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同時に障害を受けることが多いため、ケアもセットで考えるべき
血管にアプローチすると、神経にも効果が波及する!
整体・整骨の現場で「血流を良くする」というアプローチは、
実は神経系にも大きな影響を与えているということです。
血管から神経へ波及する代表的な例
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筋肉の緊張をほぐす → 血流改善 → 神経の興奮も鎮まる
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温熱療法や炭酸療法 → 血管拡張 → 自律神経が安定する
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リンパ循環と静脈還流の改善 → 末梢神経の炎症抑制
神経痛やしびれも「血流」で改善する可能性がある?
「坐骨神経痛」や「腕のしびれ」といった症状も、
単なる神経圧迫だけでなく、血流の不足が背景にあるケースがあります。
神経は“栄養失調”になると、正常な伝達ができなくなってしまいます。
だからこそ、
血管にアプローチする=神経にもアプローチしている
という視点が非常に重要なのです。
カラダを整えるとは、血流を整えること
血液の流れが改善すれば、酸素も栄養も届きやすくなります。
その先にあるのが、
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神経伝達の正常化
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炎症の沈静化
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筋肉・関節の可動性回復
そして何より、自然治癒力の回復です。

