神経整体で腰痛を紐解く
2025年01月24日
腰痛の原因は歩き方や立ち方、座り方、動かし方にあります。
痛みの改善のためにはこれらの認識を改善する必要をお伝えしています。
動きの連動、機能連鎖が脱線したままの動かし方の改善方法について説明してみたいと思います。
歩き方の改善や体の連動を指導することで、痛みが消える可能性があります。
正しい神経伝達を入力し、忘れていた神経伝達を呼び起こすことで、治る人が結構いると思ってください。
軸をこれまでと同じ軸のまま動かしていると症状や不調が蓄積しやすくなり、神経伝達や動きの連動も変わらないまま癒着し続けます。
敢えて、普段とは異なる軸に対して最適圧を加えて、不安定な環境に身を置かせて、これまでにない新しい神経回路を再構築していくようなイメージです。
それをバランスボールやバランスディスク、砂浜や一本下駄トレーニングなどで再現してみたりもします。
例えばバランスボール上でラジオ体操みたいな運動を行えば、2・3割の症状は改善へと導けます。
それを全身で行おうとした際にはバランスディスク上で立って行うことです。
不安定な環境に身を置くことによって、深層筋(インナーマッスル)にスイッチが入りやすくなり、慢性的な筋肉の硬さへ血流などが送り込まれます。
これらも昔から古武術などでも培われてきた技術、知識でもあり経験知です。
連動の大切さ
身体の特定の部位で動きが堰き止められている状態について補足します。
動きの脱線とは、身体を捻ろうとした際に上手く捻ることができない部位や関節が生じている状態です。
それを足裏センサーの塊でもある「土踏まずに圧を感じる」ことが出来るかどうかで、施術が効果的であるかを評価する方法でもあります。
上手く足裏まで繋げることが出来ない様であれば、施術がいまいち効果的でないと想定して、他の部位の施術が必要であると考えます。
地面に対して、自分の圧が最適解で入力されていると、重力が負担にならず血流など体液循環が良くなるきっかけにもなります。
膝や腰で負担がかかっている場合は、さらに座り方や体の状態を改善する必要もあります。
椅子の座り方も重要であり、適切な姿勢を保つことが大切です。
この重力が負担なく脊柱や坐骨、足裏などの全身に伝わるようになったら、集中施術の終えても大丈夫と判断します。
大事なのは仰向け寝
最後に腰痛に対して、何より大切なポイントをお伝えします。
それは「仰向けで寝られる様になること」です。
この仰向けこそが健康へのファーストステップでもあり、脊柱への構造矯正でもあり、感覚入力の正常化です。
人間の赤ちゃんは仰向けで寝られることによって、手足の機能が高まり、脳みそが成長します。
仰向けで寝られるという環境を作ることこそが、人間の神経機能が回復するための重要なワードにもなります。
この仰向けが満足に出来ない人もいらっしゃいます。
ぎっくり腰などで寝返りが出来ない方です。
当たり前だと思っている姿勢が出来ない人は関節構造の破壊だけでなく、神経の萎縮なども起こっています。
先ずは仰向け寝ができる様になることを目指してみましょう。