構造と機能
2019年03月1日
姿勢で人生が変わる
先日、ある患者さんに「人生が変わった」と仰っていただけました。
今まで色々な治療を試されたそうです。
10件以上も治療院、整体などに行かれた経験がありました。
当院でも「構造=姿勢が大事ですよ!」と言われても「そうですよね」くらいにしか思っていなかったそうです。
ただし、姿勢の概念が違ったというお話をしていただけました。
「姿勢が大事だとは思っていたが、姿勢が悪くなることで自律神経、内臓などの働きも悪くなっているということは知らなかった。これからは健康でいるために姿勢を良くします」とのことでした。
最近ではテレビなどでも姿勢が悪くなったことによって自律神経失調症などの症状になりやすいなどのお話が出てきましたね。
考え方として、”姿勢が悪い人に健康な人はいない”と覚えておいてもらいたいです!
姿勢が悪くなることによって、背骨の中を通っている自律神経が通常よりも働きが悪くなってしまうということを忘れないでください。
その状態が長期間に渡って続いてしまうことの恐怖。
それも日常生活の中に原因があったりします。
尻もち、寝違え、ギックリ腰、学生時代のケガ、幼少期の骨折、出産時の鉗子分娩などによる頸椎の負傷など色々とパターンがあります。
人それぞれの人生があるからこそ、同じ症状はありません。
まずはそこがスタートラインです。
だからこそ、最初の問診時にはなるべく細かくお話をしてください。
ダメにするクッション
人をダメにするクッション。。。
商品開発時のコンセプトなどを調べてみると素晴らしいです。
消費者の視点を取り入れるためのコミュニティサイトを立ち上げて、そこでの意見の抽出など取り組みは大変素晴らしい。
商品が展示されている場所に行けば、知らず知らずのうちに触っている自分がいます笑
しかし、この商品は本当に人間としての構造と機能をダメにしてしまう可能性があります。
確かに用途として必要な人がいることは理解しているのですが、これを通常使いしてしまうことによる弊害も合わせて考えてもらいたいものです。
多くの方がSNSなどで写真を上げていらっしゃるのですが、ほとんどの写真で同じような姿勢で写っていることが多く、姿勢が崩れた状態で長期間の使用は危険だなと感じます。
そして先日、このクッションを枕代わりにして寝ている方がいらっしゃって驚きました。
結構高さのある商品を枕代わりにして寝るって首の配列が壊れちゃいますよ。
触ると気持ちいいし、体重を預けたくなることは分かりますが使い続けた結果がどうなるか怖いです。
使い方にも工夫というよりも、制限時間みたいなものを設けて使用されるといいかもしれません。