赤ちゃんの動きにヒントがある
2019年03月9日
成長の目安
赤ちゃんの成長過程ってすごく勉強になります。
首がすわる3ヶ月で首の回線軸が広がり、目の機能もそこ時点から一気に高まります。
4ヶ月ほどで寝返りができるようになり、寝返りという動作が「頚椎のカーブ」を作り出します。
頚椎のカーブができるようになると上半身、特に腕に力が入るようになるので手を床につけて座るという動作を始めます。
目安としては5ヶ月くらいです。
手を床につけて座った時に「胸椎のカーブ」が作られます。
そして一気に成長が進むのがハイハイを始める生後半年、6ヶ月を過ぎた頃からです。
ハイハイで腰椎のカーブが出来るようになると、人間としての体の仕組みづくりの大きなステップでもある「立つ」という動作を目標に一気に成長が加速していきます。
ここで周りの人間が立つという動作をサポートしたいのは分かりますが、なるべく長い時間ハイハイをさせた方が身体能力が高い子になる可能性が高いという話を聞いたことがあります。
「ハイハイ 身体能力」って検索すると意外にもたくさん検索されていて驚きです笑
体の協調性を高めるという意味でも重要です。
上半身と下半身を交互に動かすことで、体の使い方を覚えます。
この動きのパターンを体に染みつけことこそ、1番大切な過程です。
洋式の家具が増えたことによって掴まり立ちしやすい環境が出来上がっていると言われています。
赤ちゃんも本能的に立ち上がりたいという欲求があり、親もそれを応援したくなるのですが、そこはグッと我慢のしどころですね。
しっかりと立つという動作がある程度出来上がる約14ヶ月ぐらいで「仙骨のカーブ」も出来上がります。
こういった動作の連続で背骨のS字カーブというものは構成されています。
最近では腰の軸が合っていない、首が明らかにストレートネックになっているという方は赤ちゃんの動作を見直してみるリハビリも有効的です。
このS字カーブがケガや生活習慣を通じて崩れてしまうことで、身体の不調を感じるようになります。
子供の頃にできた動きが出来なくなってきたとしたら、背骨から出てる神経の働きが低下してしまい、身体が老化・退化し始めているサインです。
ちなみに自分も子供の頃に得意だったブリッジという動きが出来なくなっているのには驚きました。
それと逆立ちですね。
今なら間違いなくケガをすること間違いなしです。