股関節や下腿部の重要性
2019年07月30日
腎臓とふくらはぎ
股関節の動きが硬い方は前立腺、膀胱、尿道が硬くなり尿が出にくくなると言われています。
尿が出にくいことにより、腎臓に負担が蓄積してしまいます。
腎臓のろ過機能が衰えていたり、機能しづらい状態になるということは血液の老廃物をカラダから排出することが苦手な身体、デトックスすることが難しい状態になってしまっている可能性ともいえます。
そして腎臓はふくらはぎとも密接に関係します。
実際、糖尿病を患っている方、降圧剤などを長期に渡って服用されている方などはふくらはぎ、股関節の動きが顕著に制限されているのが確認できます。
どのような仕組みで股関節、ふくらはぎがどのように機能しているのか確認してみましょう。
血液は”ふくらはぎのポンプ作用”によって心臓に血液を戻す、静脈を通って戻るという行為が繰り返されます。
下半身は”しなる動作”を繰り返すことでポンプが働いているイメージです。
このポンプ作用が機能しなければ、浮腫みやすくなったり、足先に冷えを感じるような状態にもなります。
このポンプ機能こそ血液を送り出す動きとも言えます。
ふくらはぎをマッサージやストレッチを行うことで、一時的に楽になる感じは得ることが出来るのですが根本的な解決にはつながりません。
日常生活の中から注意してみましょう。
ふくらはぎの筋肉、ポンプ機能を日常生活で意図的に使用しようとする時に注意する点を挙げていきます。
①デスクワーク時に踵(かかと)をしっかりと地面につける。
②脚は組まない。
③仰向けで寝ている状態の時につま先が外に軽く向いている状態になっているか確認する。
この3つの約束事を意識することでお身体の回復を早めてくれます。
ふくらはぎの筋肉が正常に働いてくれることで、血液が静脈から腎臓に戻る際にかかる負担が軽減し、腎臓が正常に近い状態でろ過機能を発揮することが出来るので綺麗な血液に戻しやすくなるという仕組みです。
カラダのターンオーバーを促進するためにも股関節、ふくらはぎを一つの指標として施術時のポイントと見定めています。
ふくらはぎや股関節の動きが悪いな~と感じる方は注意して経過観察する必要があります。
そうなる前に