肉離れ 浜田山駅から徒歩2分 浜田山CAZU整骨院
2017年01月13日
情報過多・・・
インターネットの発達とともに多くの情報が得られる世の中になりました。
ケガをしてしまった場合の応急処置の方法などは本当に多くの情報が集まっており、万が一ケガをしてしまった場合にもスマホ片手に「肉離れ・応急処置」と検索し、慌てずに間違いがなければ早期回復が見込めます。
ありがたい世の中ですね。
反面、誤った情報などが多く出回ってしまっている現状には疑問を覚えます。
正しい知識・情報を皆様に知っていただけるように心がける次第であります。
ふくらはぎの筋肉を知っておくと対処法がわかりやすいです。
上の図は、ふくらはぎにある下腿三頭筋と呼ばれる筋肉です。
下腿三頭筋には
・腓腹筋(白筋)
・ヒラメ筋(赤筋)
と呼ばれる二つの筋肉のです。
図の白い部分がアキレス腱です。
私たちが普段よく耳にするアキレス腱とは腓腹筋+ヒラメ筋の停止部(付着部)にある健の事を指します。
*腱とは筋肉が骨に付く際に強度を高めるためにある
白筋と赤筋とは何のこと?
腓腹筋 ⇒ 白筋(収縮速度が速い)
ヒラメ筋 ⇒ 赤筋(収縮速度が遅い)
速筋(白筋)は瞬発力に優れた運動をするのに向いている筋肉で、遅筋は持久力に優れた運動をするのに向いている筋肉です。
速筋(白)と遅筋(赤)の違いを簡単に説明すると、筋肉の運動時に酸素を必要とする度合が多いか少ないかが関係しています。
筋肉が運動する上で酸素を多く使う場合、筋肉に含まれるたんぱく質の1種類(ミトコンドリア、ミオグロビン等)の働きが関わっています。
また、このたんぱく質は赤い色をしているため筋肉内での含有量が多い遅筋のことを赤筋と呼ぶ場合があり、筋肉内での含有量が少ない速筋のことを白筋と呼ぶ場合があります。
短距離が得意な方は白筋が発達しやすい遺伝子を持っていたのかもしれませんね。
長距離が得意な方は赤筋です。
それ以上に環境因子(スプリント系、ジャンプ系で筋肉の発達部位が違う)が筋肉の成長や発達に必要だと言われているのでお仕事などで使用している筋肉のケアの仕方が非常に大切です。
どっちの筋肉がトラブルを起こしやすい?
この2つの筋肉の性質が分かるとアプローチしたい筋肉が見えてきます。
ヒラメ筋(赤筋)は
疲労しにくい、基礎代謝能力が高い、脂肪燃焼に働く、姿勢を支える筋肉だからキレイな姿勢を保てる、持久力がある、そして日常生活で使用する場合にはほとんどこのヒラメ筋の働きで事が足りてしまいます。
反して
腓腹筋(白筋)は
力が強い、収縮するスピードが速い、瞬発力がある、鍛えることで見せる体(筋肉隆々)を作れる、など特殊な環境下で働く場合が多く、普段使用していないのでケガをしやすい。
と特徴が違います。
ふくらはぎの筋肉の肉離れの場合には、急に動いたりした際に痛める方が多いです。
と考えると多くのケースの場合に、腓腹筋のトラブルが多いと想定されます。
運動時、スポーツ時に腓腹筋へのテーピングなどを行うことでケガの予防、痛みのケアにつながります。
ひとつ参考にされてみてください。
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