痛みの原因は別のところにあった 浜田山駅から徒歩2分 浜田山CAZU整骨院
2017年01月25日
痛みの原因を考える
ちょっと専門的な内容になってしまうのですが、デルマトームについてお話をさせていただきたいと思います。
脊髄神経(背骨から出ている神経)は皮膚感覚を支配しています。
脊髄はそれぞれ番号が付けられています。
頸椎(首)はC1~C8、胸椎はT1~T12、腰椎はL1~L5、そして仙椎はS1~S5までです。
何番の脊髄が皮膚のどこを支配しているのか(皮膚知覚帯)という分かりやすく示したものです。
この図が何を表しているかというと例えば指先が痛い!と感じたとしても本当に指先が原因で痛みを感じているのか?ということです。
もちろん指先を折ってしまったり、ぶつけてしまったりしてハッキリと原因がある場合は別ですよ( ゚Д゚)
実は背骨が原因で指先に痛みが出ているときもありますよ!とこの図は示してくれています。
例えば人差し指などはC7からの脊髄神経からの命令を受けているので寝違えなどを起こしてしまい、C7にフィクセーション(関節の引っ掛かり)が出来てしまっていても神経過敏みたいな形で痛みを感じるというケースもあるということです。
背骨から出ている知覚神経が全身の皮膚感覚を司っている。
背骨の関節部分に引っ掛かりが生じてしまったりすると、この皮膚感覚が鈍くなったり、重だるさを感じたり、時には発汗や色調の変化なども起こります。
痛みを感じたりした場合には、受傷機転(原因)があったかを一度振り返ってください。
もし思い当たる節がないなぁ~って感じた時には、こういった皮膚感覚の異常が痛みの原因を作り出してしまっているのかもしれません。
痛みのある部位だけをマッサージしても良くならないなぁ~ってケースなどはこういった場合が多いということです。
炭酸整体をしていて気づいたこと
このデルマトームと関連しているのかもしれませんが、炭酸ミストを手の指先などにかけてあげたりすると頸椎の緊張が一気に和らぐケースが多々あります。
皮膚知覚帯に合わせて炭酸ミストを使ってみると、全身の症状の変化に気づけるようになります。
肩こりがあった場合、肩こりが原因でお身体が悪くなったのではなく、肩こりを作り出してしまった身体の使い方が原因なんだということです。
現代人はオーバーユース(使いすぎ)で身体を痛めるというよりもミスユース(使い方の誤り)で痛めてしまうケースの方が多いです。
特に小学~中学生ぐらいでスポーツをされている方などは炭酸ミストを筋肉や関節の可動域の悪い部分に吹きかけてあげてからスポーツをすればケガをするリスクを大幅に減らすことが可能だと感じます。
部活動やクラブ活動で大会などがある予定の方がいらっしゃればご協力を惜しみません!
ぜひお声がけください(*^^)v