症状が良くなっていく過程【浜田山CAZU整骨院】

2017年09月8日

症状がよくなるパターン

症状がよくなっていく過程は人それぞれです。

大まかに分けて3つのパターンに分かれます。

パターン①すっかりよくなって、痛みがなくなるタイプ

3割ほどの方が当てはまります。

はじめて痛みが出てしまった方などは、このパターンで良くなることが多いです。

急性期のギックリ腰などでお悩みの方です。

比較的若年層の方に多く見受けられます。

痛みが出てすぐに処置をすることによって、この状態で施術が終わりに出来ることが理想です。

パターン②楽にはなったけど、戻りが出やすいタイプ

何度か痛みが出て、良くなってを繰り返している方のパターンです。

関節などに傷が出来てしまったりして、ある程度まで良くなったとしても不良姿勢などをカラダが記憶してしまっているため、戻りやすい状態になっています。

実はほとんどの方が、このパターンで全体の6割ほどの方が当てはまります。

普段からアドバイスをさせていただいている体操、ストレッチなどで日常生活のクセをリセットさせることで戻りづらい状態をクセづけることができます。

日々の生活に習慣として組み込ませていただければ、戻らないカラダへと変えることが出来ますよ。

パターン③じんわり、ゆっくりタイプ

施術後にはハッキリとした変化は感じられないがゆっくりと楽になってくるタイプ。

今までの施術例では、施術後は多少楽になったかな?ぐらいの方もいらっしゃいますが、施術後3日ぐらいたってから物凄いお通じがあり、そこから楽になったという方もいらっしゃいます。

カラダが反応するまでに少し時間がかかる運動不足や慢性疲労の方に多いです。

残り1割くらいの方ですね。

なぜ戻ってしまうのか?

長年カラダが薬んでいると、苦しい状態に脳が慣れてしまいます。

異常なはずなのに「正常」だと勘違いを起こしているんです。

元の症状に戻りやすいと感じる方は、この異常な状態に慣れてしまっているくらい長期間に渡って苦しんだ方ということです。

この異常な方に戻してしまう働きも人間に備わっている本能です。(ホメオスタシス機能)

じゃあどうすればいいの?というお声が聞こえてきます。

施術後にアドバイスをさせていただいた体操や姿勢を思い出してください。

正しい姿勢、呼吸がしやすい姿勢を思い出していただけるだけでカラダは回復スイッチが入りやすくなります。

脳に楽な姿勢を覚えさせることによって、良い姿勢を「正常」だと理解させるまでの期間が大切です。

初期集中施術の目的もココにあります。

習うよりも慣れよではないのですが、正しい姿勢になれるという期間が必要になります。

何度も何度も繰り返して覚えさせることです。

次々と楽な姿勢、状態を教えていけば、楽な状態が「正常」だと修正されるようになります。

ここまでくれば苦しい状態を異常と感知して、異変が起こればホメオスタシス機能で、楽な状態に自動的に修正されるようになります。

今までは「楽→苦しい」と修正されていた情報が「苦しい→楽」と修正されるようになります。

何をしても楽な姿勢、何をしても苦しい姿勢は表裏一体であったりします。

施術後、1~2日後に起こる可能性のあること

運動後をイメージしてください。

1~2日後に筋肉痛などになりますよね。

それはカラダが回復をしているというサインです。

ダメージを負った筋肉繊維が回復しているサインが筋肉痛です。

施術後にも同様の回復させるための機能が働きます。

カラダに実感できるものから、無意識のうちに起こっているものもあります。

施術後、脳は刺激を感じて2~3日かけてカラダを変化させます。

「こっちに痛みが移動した!」と焦らないでくださいね。

痛みが移動したのではなく、意識が他の部位に移せるようになったということが起こっているだけです。

人間は痛みを感じると、そこだけが悪いと勘違いを起こします。

実際、その痛みが出ている部位が原因となっていることは殆どありません。

その痛みを感じている部分の原因となる部位を施術・矯正したからこそ、その部位の痛みが減少して、他の部位の痛みを感じるようになったということが真実です。

この概念を知っていないと、痛みの追いかけっこになってしまい、お身体へ必要以上の刺激を入れてしまい、カラダを壊しすぎてしまうことにも繋がりかねません。

良くなるためのサインを見逃さないように気をつけましょう。

最終的にはカラダや脳は、必ず楽になろうと本能的に理解しています。

変にストレスを抱えずに、カラダを褒めてあげましょう。

そしていつも頑張ってくれているカラダへ感謝の気持ちを伝えてあげてください。