慢性痛?急性痛?
2017年05月9日
痛みの継続している期間
痛みを感じてから3ヶ月の期間を基準として考えます。
3か月以内であれば急性
3ヶ月以上続いていれば慢性
という基準を一つの目安として考えております。
3ヶ月以内であれば「痛みの原因に思い当たる節がある」という方が多く、その根本原因プラス痛みに対して施術を行います。
3ヶ月以上の場合、原因を探しつつ、痛みの原因が思いつかないというケースもあり、まずは動きの質の改善、動きの質を高めるための施術を行います。
なぜ3ヶ月間かというと、軟部組織の固定化が行われて、順化しているかどうかがポイントになります。
痛みが周りの筋肉や靭帯などを巻き込んでしまっており、痛みがカラダに染み付いてしまったかの基準とする期間とも言えます。
痛みの特徴
痛みの感じ方には特徴があります。
痛みが起こる組織によって、その特徴が変わってくるからです。
例えば皮膚や神経が損傷してしまった場合の痛みに関しては鋭い痛み、痛みを感じる部分がピンポイントで感じるようになります。
逆に筋肉や内臓の痛みは、なんとなくこのあたりかぁ?といった、不明瞭な鈍い痛みとして感じることが多いです。
鋭い痛み
皮膚
神経
鈍い痛み
内臓
椎間板、靭帯
筋肉
などといった特徴があります。
どの組織が痛んでしまっているか?によっても痛みの発生メカニズム、その痛みを感じる神経の受け取り方も異なるので色々と見分けをするときの目安になります。
ただ急性期で炎症を起こしてしまっている際の痛みだけは、筋肉でも内臓でもピンポイントで鋭い痛みになることもあるので注意が必要です。
カウンセリングの際に大切にしていること
痛みの感じ方、原因、経過などは人それぞれ違います。
そのため、なるべく多くの情報をもって来院していただけるとありがたいです。
例えば・・・
いつ頃から痛いのか?
なにが原因で痛みが出てきたのか?
どうすると痛いのか?どういった動きが痛むのか?
何をしている時が一番痛むのか?
朝、昼、晩とどの時間帯が気になるか?
いつまでに良くしたいのか?
このような情報がヒアリングさせていただくことによって、お身体の状態を把握しやすくなり、原因への道しるべとなります。
このブログを読んでいただいた方には、ぜひ情報をまとめてきていただけると助かります。