古武術セッション
2018年01月25日
代官山にて
昨日は代官山にて古武術トークセッションを受講してきました。
写真OK、動画OKのサービス精神旺盛なセッションで身体の使い方、動かし方、意識の向け方、考え方などを聞いてきました。
有名な先生だったのですが、分かりやすく伝えていただけたのでイメージもしやすく勉強になりました。
人を抱き上げる際の腕への意識の向け方などを使うことによって、腕だけでなく肩甲骨から背中にかけてまで無駄なく体を使い切ることができる動かし方を学んだのですが、これは一朝一夕ではできないことなので、日々の練習や意識づけが大切になってきます。
10年ほど前から古武術の体の使い方を学んできているのですが、今回登壇された先生のお話を聞いていくうちに以前聞いた内容でも忘れてしまっていることが多々あることを思い出しました。
それだけ人間は忘れやすい生き物なんだなぁーと感じます。
(期間×回数)+技術=結果
体に動作を覚えさせるためには3か月は最低でも続けなければ体に染みつけることは出来ません。
それも環境によって左右されます。
その動きなどが必要不可欠であれば、必然的に覚えざるを得ない状況に追い込まれます。
そういった中で培った動作などは忘れにくい、血肉となって自分自身の貴重な財産となります。
当院でもいつもお伝えしているのですが、正しい動きや姿勢を伝えるためには3か月という期間がとても重要です。
その3か月という期間×回数(週2回、最低でも20回)は必要だと伝えています。
何事も継続して行うことで神経と筋肉に教育を施していくイメージです。
それだけ従来の体の使い方、習慣がクセになってしまっているという現状を皆さんには知っていただきたいですね。
初診時に座り方のチェックなどをさせていただくのですが、ほとんどの方が斜めに座っていたり、傾いてしまっている方が大勢いらっしゃいます。
ほぼ全員に当てはまりますね。
それだけ無意識のうちに身体が悪い状態に慣れてしまっていることが間違いであって、それをリセットさせるべき期間に通院をしていただければ改善への道筋を一緒に歩むことが出来ます。
1回でどうにかして欲しい。
というのは皆様よく言われますが、虫歯になってしまった歯を一回で治療できますか?
体に負担を掛けてしまいます。
そうでなくても悪い状態で来院されたお身体に更にムチを打つような形になってしまうので、当院では初診時にはなるべく負担を掛けないように施術をさせていただいております。
必要だからこそ分割して施術を行っているという事実を皆様にも知っていただければと思います。
技術力はあくまでも目安です。
必要なのは期間と回数です。
ぜひ覚えておいてくださいね(‘ω’)ノ