人の背骨について 浜田山駅から徒歩2分 浜田山CAZU整骨院

2017年01月7日

背骨の形成

背骨には前弯、後弯といったアーチ構造を呈して足から生じる衝撃が頭部まで行く前にこの弯曲で抑える効果があります。

頸椎前弯、胸椎後弯、腰椎前弯、仙尾椎後弯の4つの生理的弯曲があります。

胎児でお母さんから生まれてくるときには、前弯というものが実はありません。

赤ちゃんは丸くなった状態で生まれてきますよね。

身体の成長に合わせて、前弯(頸椎、腰椎)が生じます。

生後4か月前後で首がすわることで、頸椎の前弯が形成し座位(座る)ことができるようになります。

頸椎の前弯が形成されると、上半身の動きが大きく成長をします。

寝返り、ハイハイが出来るようになります。

そして上半身の力が、下半身に上手に伝えられるようになってくると立つという人間のみが獲得した動きを覚えようと努力を始めます。

そして立つという動作が出来るようになると、腰椎の前弯が形成されます。

二足歩行が出来る、しっかりと二本足で立つことで理想の背骨(頸椎前弯、胸椎後弯、腰椎前弯、仙尾椎後弯の4つの生理的弯曲)を作り出すことが出来るようになります。

理想の背骨で立つことが、重力をはじめとする外力の影に耐えるためにも重要な要素です。

姿勢が悪いと力が入りずらい現象をご存知でしょうか?

背骨の弯曲に合わせて、脊髄神経も走行しています。

姿勢が悪いということは、この脊髄神経の走行にも悪影響を与えてしまっているということです。

神経の走行上でストレスを受けたとしたら、命令を受け取る側の内臓も本来100の情報のはずが50になってしまったり、40の情報に目減りしてしまっている状態になっています。

そうなると本来100の機能を果たすことが出来るはずが、50の機能しか行えない状態になってしまっているので実力の半分以下しか出せない状態ということです。

姿勢以外にも身体には様々な反応、反射があります。

体性-内臓反射

体性感覚神経、自律神経からから構成される反射機構です。

例えば、皮膚に痛みや温熱を加える事によって、心拍数の増大・血圧の増加が生じる反射である。

 

内臓-体性反射

自律神経、運動神経から構成されている反射機構です。

例えば、腹腔臓器や腹膜の炎症等が腹筋群を収縮させる現象があります。

臨床的に多くの消化器疾患で認められます。

病気になったりすると、お身体の表面に症状として現れたりする反応です。

肩こりとして表面化してきて、このような疾患を見逃すことの無いようにしなければいけませんね。

ただの肩こりとして素人判断してしまうと重大なサインを見逃す結果につながりかねません。

要注意です!

 

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