ムチウチについての考察 浜田山CAZU整骨院 浜田山駅から徒歩2分
2016年12月15日
事故時の負傷NO1
ほとんどの事故の場合、損傷する部位は首です。
首の損傷から「むち打ち」と診断されます。
なぜ「むち打ち」と呼ばれるのかというと、ムチのようにしなりながら負傷してしまうという負傷原因だからです。
頭って重いんです。
とっても重いんです。
体重の10%くらいと言われているので、みなさん計算されてみてください。
事故時の頭部の動きとしては事故の不意の衝撃によって、頭が前後、左右にしなるように大きく揺さぶられた状態になります。
衝撃で脳震盪などを起こしてしまい、吐き気やだるさ、頭痛が起こったりすることもあります。
頸椎の前後からの衝撃により、頚椎の骨がズレる、引っかかる、損傷することで骨と中央を通る脊髄神経の圧迫も時々ですが生じます。
事故以外でもスキーでの転倒、サッカーのプレイ中の接触など様々な場面で発症してしまうのが「ムチウチ」の特徴でもあります。
正式名称は頸椎捻挫
頸椎を支える筋肉や靭帯が切れたり、伸びてしまったり、炎症を起こしてしまっている状態です。
神経根の圧迫が生じるような状態は稀ですが、周囲の筋肉の炎症や興奮によって神経の通り道で圧迫が生じてしまい、シビレや知覚異常などを訴える方がいらっしゃいます。
事故直後にレントゲンを撮っていただいて、事故との因果関係はハッキリとさせておいてください。
衝撃が弱かったとしても、骨粗鬆症で骨密度が脆弱な方、筋肉が衰えている方、ストレートネック気味の方は要注意です。
レントゲンを撮ることで脱臼、骨折の有無を確認することは大切です。
頸椎がもし脱臼、骨折を起こしていた場合には取り返しのつかない状態に陥るからです。
そこで問題がなければ、安心して治療を進めることができます。
さっき出てきたストレートネックって?
ストレートネックとは、頸椎の前弯が消失した状態を言います。
文字通り頸椎のカーブがなくなってしまい、まっすぐになってしまった状態です。
まっすぐだったらいいじゃないか!という声が聞こえてきそうですが、本来は頸椎前弯があることによって頭の重さを頸椎で支えることが出来ますし、首の周りの神経もストレスなく働くことができます。
首からの神経は、頚神経叢と呼ばれて脊髄神経(中枢神経)から分岐し頭部・背中・肩部と上肢のうち鎖骨・肩・上腕・前腕・手に繋がります。
それだけでなく横隔膜と呼ばれる呼吸をコントロールする部位まで影響があり、上半身の機能の半分が損なわれるといっても過言ではありません。
ストレートネックなんて名前だから侮ってはいけません。
結構重篤な症状なんです。
原因は?
・下を向くことが多い(パソコン、スマホなど)
・首、肩の筋力低下(支えらえない)
・腰が反りかえった状態の姿勢から首を前に戻してしまっている
・目の疲れなどから近くで物を見ようとする
・ほおづえをついたりする機会が多い
が考えられます。
頭部前方変位と呼ばれる、頭を突き出している姿勢の方は要注意です。
改善のカギは?
首だけを良くしようとしても難しいのが現状です。
改善ポイントとして腰、背中の働きを正常化させることが重要になります。
特に腰は大切なポイントになります。
腰が反りすぎてしまい、背中が後方に押し出されてしまっている状態を正常に戻せれば、首を背中で支えることが出来るようになります。
浜田山CAZU整骨院では、骨格矯正、炭酸整体、リアラインコア、マトリクスウェーブ、腰の体操・股関節の体操、もちろん首の体操を通じてストレートネックの改善に取り組んでおります。
ムチウチで通院されている方で、ストレートネックと診断され悩まれている方が数多く通院されております。
現代病として認知されつつあるストレートネックを改善していくことは、最大の社会貢献になるのではと本気で考えております。
常に情報収集、情報発信を心がけて適切な治療を進めていきたいと思います。
お客様の声 杉並区西永福 30代 男性
ストレートネックと診断されたのが2年前。
最近になって手にシビレが生じてしまい、これではダメだということで矯正をしてもおうと思い通院し始めました。
首の状態は悪かったらしく、時間がかかっていますが少しずつ良くなっている感じはします。
ありがとうございます。