胸郭に動きを作り出す

2017年05月29日

動きの連動性を高める

胸郭とは、胸椎・肋骨・胸骨などの骨格で構成されている体幹部分のことを指します。

動きの質とは、連動性を高めることによって全身の筋肉をつなげることが大切です。

そうすることによって筋肉の持っている機能を最大限に発揮しやすい環境を作り出すことができるようになります。

先日、あるセミナーに参加をした際に「背骨の軸をどこにおさめるか?」という話になりました。

重心が腰にあると安定する方or胸にあると安定する方に分かれていると話でした。

動きのチェック法などは簡単にできますので、気になる方はご相談ください。

他には重心をかける位置が骨盤の前部タイプと後部タイプです。

これも屈伸運動の際に、どこに軸を作っているのかでチェックすることができます。

男性は骨盤後傾が多く、女性は骨盤前傾が多いですね。

重心を知ることによって、骨を軸にして立つ・動くという意識を高めることができるようになります。

自分の軸を知ることが健康への早道かもしれませんね( ゚Д゚)

痛み=マイナス状態

痛みがあるということは、健康のボーダーラインを下回ってしまったというサインでもあります。

このボーダーラインは人それぞれ違いますが、生理学的な可動域よりも関節が動かせない時などに関節に負荷がかかってしまったり、筋肉が硬くなってしまったりしています。

この動きを基準とすることによって、症状が重く出てしまっている状態でも、やるべきこと、矯正の強さ、通院間隔などの目安として伝えることが出来るようになります。

当院では、痛みがあるという症状だけに囚われることなく、生理学的な可動域(動き)を一つの基準として伝えています。

ただし、痛みがあるということは健康のボーダーラインを下回ってしまっている状態なので、回復させるまでに体力×回数×期間(間隔)などが必要になります。

体力がなかったり、筋肉量が少ない方などは回復までに時間がかかりやすいです。

1回でよくなれる症状もあれば、5回・10回と繰り返すことによって変化する状態もあります。

重心を変えることは1回だけでは、なかなか難しいです。

そして何よりも期間です。

身体を変化させるためには、通院期間(通院間隔)が大切です。

初回から2、3日で来院される方と、初回から2週間空いて通院される方では、明らかに経過が違ってきます。

理想は初回から2,3日で通院をしていただけると、お身体の状態を把握しやすくなりますし、どれくらいの反応が出たかのチェックもしやすくなります。

それに矯正後、お身体をいい状態に保っていられる期間が、およそ3日と言われているからです。

3日を過ぎると「前の悪い状態の方が楽だったんじゃないか」と悪い姿勢へ上書き修正しようと脳みそが判断し始めてしまいます。

悪い姿勢を上書きされる前に、もう一度矯正を受けていただけると、その次は1週間ほど空けていただいても大丈夫です。

通院間隔は、その日はヒマだから・・・というものではなく、体の状態に合わせて提案できるように心掛けております。

ご相談くださいね ^^) _旦~~