背骨と体調の関係 浜田山駅から徒歩2分 浜田山CAZU整骨院
2017年01月6日
デルマトーム
この図のことをデルマトームと言います。
背骨から出てくる脊髄神経は皮膚感覚(温度・痛覚・触覚など)を支配しています。
脊髄神経は出発地点となる背骨と関連する番号が付けられます。
何番の脊髄神経が皮膚のどこを支配しているのか(皮膚知覚帯)というこことを示したものが下の図です。
C1~C8までが頸椎(首)から出ている神経になります。
T1~T12までが胸椎(胸郭)から出ている脊髄神経です。
L1~L5までが腰椎(腰)から始まる神経です。
脊髄障害や感覚異常の原因には、外傷、感染症、血流の遮断、骨折や腫瘍による圧迫などがあります。
違和感を感じたり、冷たく感じたりした場合には、この図を参考にして原因となる部位をイメージして対処をすると解決が早まるはずです。
指先が痛むのは、痛みを感じている部位だけが悪いのか?と考えがちですが、このデルマトームなどを含めるだけで、対処方法が幾通りも増えてきます。
「あっ!ここの感覚がない!」
とわかったら脊髄のどこが損傷しているか、関連する狭窄部位はどこなのか?を鑑別することに繋がります。
指先がしびれたり、感覚が鈍いと感じたりした時にはデルマトームの領域で考えてみると対処法or矯正法が見つかるかもしれませんね。