習慣とクセ

2017年10月4日

テレビの画面はカラダの正面に位置していますか?

普段何気なく見ているテレビ。

カラダをひねって見ていませんか?

顔が傾いていませんか?

当院では最初に座り方のアドバイスをさせていただくことが多いです。

なぜだと思いますか?

骨格バランスを崩すキッカケが座り方に潜んでいるからです。

これに気付かずにカラダをコントロールしようとしても意識されて直そうとされていると比較すれば明らかに経過の差が生じてしまいます。

姿勢の軸を整えるということは、日常生活でのクセを見直すことです。

意外と日常生活の中で同じような姿勢、方向ばかりを見ていることが多いんですよ。

自分も施術中にベッドの左側に立つことが多く、このクセは本当に直しづらい状態に記憶されてしまっています。

動きは基本的に筋肉、脳が覚えています。

同じ動きを繰り返し行っていると、どうしても偏った筋肉の発達の仕方をしてきます。

例えばボールを投げる動き、これって殆どの方が利き手を使って投げられると思います。

投げるという動作を必要最小限のエネルギーで行おうとすると、必然的にいつも使用している筋肉を優先的に使おうという本能に近いメカニズムが機能し始めます。

なるべくエネルギーを必要最小限の働きに抑えようと勝手に判断して行動しているということです。

人間だけではありませんよ。

馬とか犬とかにも利き手、軸足のようなものが存在します。

走る際の一歩が左右で違うということは、歪みが蓄積しやすいということです。

そういったケアをされているとも聞いた事があります。

人間も一緒です。

歩くことが出来なければ、生活は一変してしまいます。

生活圏も一気に縮小してしまい、外出することすらできなくなる可能性すらあります。

歩くことが出来ない人間はドンドン筋肉も衰えてしまいます。

重力が筋肉に掛かるように立つことが大切だからです。

ただし、左右差のなるべく少ない歩き方をしなければいけません。

左右の一歩の差が大きければ大きいほど、ドンドン身体は歪みが蓄積しやすい状態に陥ります。

歪みがない状態で過ごすことが出来れば、関節の劣化を防ぐことが出来ますよ。

先程も述べたように人間は歩くことが出来なければ普通の生活を送ることすら難しいです。

まずはキレイに歩ける。

これを目指しましょう!

日頃から同じ向きばかりに固定されてしまっている状態であれば、一度生活習慣改善の為に模様替えなどをされることも必要だとご提案させていただく場合もございます。

首や肩回りの症状が重く、頭痛などが頻発されている方は特に必要です。

まずは動きのクセのチェックをされてみませんか?